ポリフェノール効果でアンチエイジング! ついでに美肌・ダイエット!
ポリフェノールが健康にいいということは知っていても、何がどういいのか、何を食べれば摂れるのかということまでは詳しくわからない、という人が多いのではないのでしょうか?
赤ワインは日本でもブームになりましたが、他にもポリフェノールを含む食材はたくさんあるんです。
そこで、ポリフェノールについて徹底解説!アンチエイジングや健康に様々な効果効能のあるポリフェノールのすごさをご紹介します。
ポリフェノールの効果でアンチエイジングや美肌、ダイエットを叶える!
ポリフェノールが健康にいいということは知っていても、何がどういいのか、何を食べれば摂れるのかということまでは詳しくわからない、という人が多いのではないのでしょうか?
赤ワインは日本でもブームになりましたが、他にもポリフェノールを含む食材はたくさんあるんです。
そこで、ポリフェノールについて徹底解説!アンチエイジングや健康に様々な効果効能のあるポリフェノールのすごさをご紹介します。
ポリフェノールには強力な抗酸化作用があり、健康に良い栄養素としてすっかり定着した感があります。
ビタミンCのように、「ポリフェノール」という固有名詞を持った物質ではなく、化学構造状の定義でいうと「2つ以上のOH(水素基)がついたフェノール環構造をもつ分子の総称」ということになっています。
ポリフェノールはファイトケミカルの一種
たんぱく質や脂質などの5大栄養素に加え、食物繊維が第6の栄養素といわれるようになったのは1971年。
それ以外の物質は栄養素としては見なされていませんでした。1980年代に入り、植物にはビタミンとはまた違った働きをする物質があるということがわかり、それが「ファイトケミカル」と名付けられました。
- 植物の色素
- 芳香成分
- えぐみ
- 渋味成分
などがすべてファイトケミカルです。
ポリフェノールはその中のひとつで、4000種類以上もあるのだとか。ほとんどが水溶性で抗酸化作用を持っています。
フレンチパラドックスがきっかけで注目を浴びる
フランス人は肉、バター、チーズが大好きで、高カロリーな食事をしているにもかかわらず、心臓病による死亡率が低い、という「フレンチパラドックス」に注目したのがフランスの科学者ルノー博士。
その要因が赤ワインであるということが発表されると、赤ワインのポリフェノールに注目が集まるようになりました。
それからは抗酸化力を始めとする様々なポリフェノールの効能が研究されるように。日本でも赤ワインは大ブームになりましたね。
ポリフェノールは植物に含まれている
たとえばビタミンは植物にも動物にも含まれていますが、ポリフェノールは植物の光合成によって作り出される成分で、植物の
- 葉
- 茎
- 実
などに含まれています。
動物よりも植物の方が長生きできるのは、このポリフェノールの抗酸化作用の力が大きいといわれています。
ポリフェノールの種類はこんなにある!
ポリフェノールには本当にたくさんの種類があり、それぞれが独自の薬効を持っています。
たくさんあるポリフェノールの中から代表的なものをいくつかご紹介しますね。
チョコレートに含まれる「カカオポリフェノール」
チョコレートだけでなくココアにも含まれているカカオポリフェノール。カカオ豆に含まれているポリフェノールで、チョコレートの少し香ばしい香りの元でもあります。
カカオポリフェノールの一番の働きは気持ちをリラックスさせることでしょう。ストレスを和らげて、抗ストレスホルモンの分泌も抑制します。
他にも、
- 血管を広げて高血圧予防
- 動脈硬化予防
- アレルギー症状の緩和
- 脳の活性化
- ニキビ予防
などに効果があるとされています。
仕事をしていて疲れた時やストレスを感じた時にチョコレートを食べるとほっとするのはカカオポリフェノールの効果だったんですね。
また、チョコレートのカカオ成分にはカカオプロテインも含まれていて、小腸で消化されずに大腸に到達するため、便通改善の働きもあるといわれています。
チョコレートのカロリーが気になる人は、ミルクチョコレートよりもダークチョコレート、少し苦いですがカカオの含有量の高いものを選ぶといいでしょう。
甘いものは逆にニキビの原因になってしまうので注意です。
ブルーベリーの「アントシアニン」
青紫の色素成分で、
などに含まれています。
光の刺激を脳に伝えるための「ロドプシン」という物質の再合成を促進することで、視力の回復に役立つとされています。アントシアニンだけで400種類以上もあるのだそうです。
また、血圧をあげる酵素の働きを阻害するので、高血圧の予防にも役立ちます。他にも、
など、様々な効果があります。
アントシアニンは加熱しても壊れないので、ブルーベリーのジャムにしてもOK。
ただし、食用のブルーベリーよりもサプリメントに使われる野生種のブルーベリーの方がアントシアニンの含有量は多いそうです。
コーヒーに含まれる「クロロゲン酸」
コーヒー以外にもさつまいもの皮にも含まれています。細胞の突然変異を防ぐことでがんを予防するとされています。
「カフェ酸」もコーヒーに含まれている
コーヒーの深みのある色や香りの元になっているポリフェノールです。がんの増殖や転移を抑える効果が期待されています。
がんの発生だけでなく、増殖も抑える働きがあります。
また、血中のコレステロールを低下させ、肝機能を強化します。
- 高血圧
- 糖尿病
など様々な生活習慣病に効果があるとして注目されるポリフェノールです。
美肌作りに最適な「フェルラ酸」
米ぬかに含まれるフェルラ酸は、活性酸素を除去する働き以外に、
- 紫外線を吸収する
- メラニン色素の生成を抑える
などの働きで、美白効果の高いポリフェノールとして化粧品などの成分としても使われています。
女性ホルモンのバランスを取る「大豆イソフラボン」
これもすっかりおなじみのポリフェノールかもしれませんね。大豆や豆腐などの大豆製品に含まれています。
女性ホルモンのエストロゲンと似た働きがあるので、女性ホルモンのバランスを整えて、
- 生理不順
- 生理痛
- 生理前症候群
- 更年期障害の不快症状の緩和
などに役立つとされています。
日本人で良かった!緑茶の「カテキン」
カテキンは殺菌作用、抗菌作用にすぐれ、食中毒の原因となる、
ボツリヌス菌などの強力な細菌の細胞膜を破壊して殺すことが出来るんです。
また、O-157を引き起こす種類の黄色ブドウ球菌や胃潰瘍の原因とされるビロリ菌を退治することが出来るのです。
抗ウィルス作用でインフルエンザや風邪のウィルスから体を守るので、風邪の季節は積極的に緑茶を飲んで、うがいも緑茶でするといいですよ!
- 脂肪の吸収を抑えて体脂肪を減らす
- 血糖値を低下させる
などの働きもある事からトクホ(特定保健用食品)にもカテキンが含まれていますね。中性脂肪が気になる人にも効果的です。
お茶の渋味成分「タンニン」
緑茶や紅茶に含まれる渋みの元です。タンニンには肌を引き締める収れん作用があることから、洗顔料などの化粧品にも配合されています。
他にも
- 脂肪分解作用
- 殺菌作用
- 抗がん作用
- 抗ウィルス作用
など、様々な薬効があります。
血中コレステロールを低下させることから、心臓疾患や脳梗塞を予防する働きもあります。
アレルギー症状によい「ロズマリン酸」
タンニンの仲間であるロズマリン酸は、
- 赤じそ
- ローズマリー
に多く含まれています。
アンチエイジング効果が高く、その美肌効果の高さから化粧品にも配合されています。
抗炎症作用と抗アレルギー作用が強く、
- アトピー性皮膚炎
- 花粉症
- 関節炎
などの症状に良いとされています。
リンゴに含まれる「アップルフェノン」(リンゴポリフェノール)
リンゴに含まれるポリフェノールで、アレルギー症状の改善に役立つとされています。
リンゴってすごいですね。ビタミンCや食物繊維でお肌にもいいのに、皮にはポリフェノールがたっぷり!
また、メラニンの生成を抑えるので、シミの改善にも役立ちます。1日1個は食べたいものです。
ダイエットに「ウーロン茶ポリフェノール」
脂肪の分解を促進して体脂肪を減少させるといわれるウーロン茶ポリフェノール。
脂っこい中華料理にウーロン茶の組み合わせは理にかなっているわけです。
また、血中コレステロールを低下させるので、ダイエットだけでなく生活習慣病が気になる人にもおすすめです。
赤ワインの「レスベラトロール
赤い色の色素をもつレスベラトロール。
- ブドウの果皮
- 赤ワイン
- ビーナッツの渋皮
- サンタベリー
などに含まれています。
動脈硬化などを防ぎ、生活習慣病の予防が期待されているポリフェノールですが、その効果は動物実験の段階のものが多く、更なる研究が待たれるところです。
女性に嬉しいポリフェノールの美容効果
活性酸素を除去する働きは、美容に対する効果大!スキンケアだけでなく、ポリフェノールを含んだ食品を摂ることで、体の中からきれいになりましょう。
シミやシワを防ぐアンチエイジング効果
活性酸素は肌の老化の元凶です。活性酸素は本来身体に必要なもので、外的から体を守る大事な役目があります。
ところが増えすぎると細胞を傷つけて
- シミ
- シワ
の原因になるのです。
鉄も酸化するとさびますよね。恐ろしいことにあれと同じ現象が細胞でも起きるわけです。
ポリフェノールには強力な抗酸化作用があるので、増えすぎた活性酸素を除去して身体が錆び付くのを防ぎます。
脂肪燃焼効果でダイエットにも有効
ポリフェノールの中には、ダイエットに効果のあるものがいくつかあります。脂肪の吸収を抑えるとともに、脂肪の燃焼を促進してくれます。
などがダイエットに効果的なポリフェノールです。
ポリフェノールでもっと健康になろう!
ポリフェノールには動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病を予防する働きもあります。まだ若いから関係ないと思っているかもしれませんが、今や年齢は関係ありません。
昔は中高年の病気だと思われていたものも、食の欧米化や不規則な生活で、20~30代の女性にもその予備軍が大勢います。健康診断の結果は問題ありませんか?
ポリフェノールを積極的に摂って、将来生活習慣病にならないように気をつけていきたいですね。
生活習慣病の予防と改善効果
などの予防に効果があるとされています。
脂っこいもの、甘いもの、味の濃いものが好きな人は特に要注意です。
などを摂ると良いでしょう。
がんの予防、がんの増殖を抑える効果
がん細胞自体は毎日身体のあちこちで発生していますが、通常の免疫力がしっかり働いていればなくすことが出来るのです。
ところが、ストレスの多い毎日では体内に活性酸素が大量に作られて健康な細胞を傷つけてしまいますし、免疫力も低下していきます。
ポリフェノールはその活性酸素を除去する力が強いので、がんの予防に役立つとされているのです。
なぜがん細胞が出来てしまうのか、その原因の多くは食生活などの生活習慣なのです。
- ファストフード
- インスタント食品
- 動物性脂肪の多い食事
などは、がんのリスクを高めるといわれています。
ポリフェノールを含む野菜や果物を毎日たっぷり食べていれば、活性酸素を取り除き、がん細胞の増殖を押せるので、がん予防の効果が期待できるというわけです。
更年期障害の症状を改善する
大豆や豆腐などの大豆製品に含まれる大豆イソフラボンには、女性ホルモンのバランスを取る働きがあります。
イソフラボンが体の中で効果を発揮するためにはエクオールという成分への変換が必要ですが、それが出来るのは女性の中でも50%ほどしかいないのだそうです。
ただ、欧米人は3分の1程度だといいますから、それよりは多いですね。更年期障害が出てから急いで豆腐を食べるのではなく、40代半ばに近づいたら徐々に準備を。
エストロゲンという女性ホルモンの減少にあわせて大豆イソフラボンを徐々に摂っていくと、急激なホルモンバランスの乱れを起こさずに済むでしょう。
イソフラボンは1日75mgが摂取目安量といわれています。
食品 |
イソフラボンの量 |
納豆1パック |
約35mg |
豆腐半丁 |
約40mg |
豆乳200ml |
約40mg |
きな粉大さじ1 |
約10mg |
上記の量を目安として、出来れば毎日摂りたいですね。
骨粗しょう症を防ぐ働き
カルシウムを毎日摂るのは難しいですね。そこへきて、女性の場合は女性ホルモンが減少することによって骨の代謝が悪くなるため、閉経後は骨粗しょう症になりやすいといわれています。
そうなる前にポリフェノールで予防しましょう。骨粗しょう症の予防にも大豆イソフラボンが役に立ちます。
減少するエストロゲンを補うことで、骨からカルシウムが溶け出すのを防いでくれるからです。
骨粗しょう症はなってからでは遅いので、まだ骨が丈夫なうちから対処して骨密度を高めていきましょう。
赤ワインの認知症の予防効果
赤ワインに含まれるポリフェノールで認知症予防できるかもしれないという期待がたかまっています。
最も抗酸化作用の強い機能性食材は葡萄酒(赤ワイン)に含まれるポリフェノールやレスベラトロールと言われています。
大規模試験でフランスのボルドー地方に住む65歳以上3,777人に対して3年間の認知症発症率と赤ワインの摂取量を調査しました。
赤ワインを2~3杯(200~300ml)を飲む人が、飲まない人よりも認知症発症率が80%抑制したと言われています
ポリフェノールをたっぷり摂る方法
ポリフェノールが美容や健康に良いことはわかりました。では、どのように摂れば効果的にポリフェノールを摂取できるのでしょうか。
こまめに摂取することが大事
ポリフェノールは水溶性なので持続時間が短いのが難点です。体内に入って3~4時間もすると体外に排出されてしまいます。
つまり、長時間に渡って効果を実感できるわけではなく、また溜めておくことも出来ないのです。
ですからポリフェノールはこまめに摂るのが大事だということを覚えておいて下さい。
ポリフェノールを意識して食材を組み合わせる
1度にたくさん摂らず、こまめに摂るにはどうするか?常にポリフェノールを含んだ食材選びを意識しておくといいでしょう。
例えば、
- 朝は牛乳よりもブドウのジュース
- ランチの後にコーヒーか紅茶
- 寝る前にはハーブティーよりもホットの豆乳
など。
- おやつはクッキーよりビターチョコレート
- パンに付けるならバターよりブルーベリーのジャム
- 脂っこい食事の時は水よりもウーロン茶
そんな風に、ポリフェノールを意識しながら食事をしていると、自然とポリフェノールを摂ることができるようになります。
ポリフェノールが多く含まれる皮ごと食べる
ポリフェノールは皮の部分に多く含まれているので、野菜も果物も出来るだけ皮ごと食べた方がたくさんポリフェノールを摂ることが出来ます。
特に果物は皮をむかずにそのまま食べた方がいいですね。
ブドウも種無しで皮ごと食べられる品種がありますし、リンゴもそのまま食べましょう。
皮ごと調理するジャムなどもおすすめです。
ポリフェノールを摂るときの注意ポイント
何事もほどほど、適量というものがあります。体にいいからといって過剰摂取をするとかえって健康を損なうことも。
コーヒーのクロロゲン酸ががんにいい!といって1日10杯も飲んだら、カフェインの摂り過ぎになってしまいます。体に良いという食べ物も、様々な栄養素を含んでいるのでバランスよく適量を摂ることが大事ですよね。
過剰摂取をした時の副作用が心配されるポリフェノールにはどのようなものがあるのかも知っておきましょう。
妊娠中は大豆イソフラボンに注意
イソフラボンには女性ホルモンのバランスを整える作用があり、生理前症候群(PMS)や更年期障害の諸症状の緩和に有効とされていますね。
これは、女性ホルモンのエストロゲンを補うことでバランスをとることができるからです。
ただ、妊娠中は心も身体も通常の状態ではなく、イソフラボンを過剰摂取するとただでさえ乱れているホルモンバランスをよけいに乱してしまう可能性があります。
ドライフルーツの力!
ドライフルーツの効能は、栄養価が凝縮されるだけに、美容にも健康にも、驚くほど役立つことで注目されていますよ!程よい甘みと酸味が満足感を与えてくれるのがドライフルーツ。美味しくしかも美容にも役立つなら、こんなに嬉しいことはないはずですね!
食後に少しだけフルーツがあれば、無駄な間食をしなくて済むことも多いため、正に一石二鳥。フルーツを乾燥させたドライフルーツは、食物は乾燥させると日持ちするだけでなく、栄養価も高くなるために多くの女性に指示されています。
例えば、椎茸を考えてみてください。乾燥シイタケはうまみ成分もぐっと上がるんです。同じようにフルーツも、ドライフルーツの方がはるかに甘く栄養価も高い!しかもアンチエイジングも期待できるとなれば、ぜひ美容にダイエットに使いこなしたくなりますよね。
そこで今回は、ダイエット中でも美味しく、しかも美容にも役立てることができる、ドライフルーツの効能や使い方をお伝えします。
葉酸が入っている、ドライマンゴー
ドライフルーツの効能の中で、ダイエットに向いているといえば「マンゴー」ではないでしょうか。乾燥するとより甘みも増してくるので、ダイエット中のストレスに息抜きとしておやつとして食べても罪悪感なし。
【 ドライフルーツの効能☆ドライマンゴー 】
★ ビタミンA、C 葉酸、βカロチンなどが豊富。特に葉酸は免疫力を高めてくれます。妊娠中に必要な葉酸は胎児の育成に欠かせません。
・ マンゴーには「リジン」という成分が入っていて、この成分が脂肪燃焼作用のカルニチンを作り出すのが特徴。ビタミンA、Cは抗酸化作用があり、女性の大敵「シミ」「しわ」などを抑制。アンチエイジングも期待できます。
ビタミンCはストレスも緩和してくれるので、お休み前に食べるといい睡眠が取れることもポイントです。
大昔からあったドライイチジク
イチジクのドライフルーツの効能は高く、6000年も前からあった果物ですが、昔は生薬にもなっていたほど…。便秘に役立つことで有名です。
【 ドライフルーツの効能☆イチジク 】
★ 栄養価が群を抜いて高くカリウムが豊富!消化器系の働きを助けるので、食べ過ぎた日にドライイチジクを少し食べても効果的。
・ 女性に嬉しいことに、エストロゲンにも作用してくれます。女性ホルモンのバランスを整え美肌にも効果あり。更年期障害の緩和にも役立つ、万能選手がこのイチジク!
ただし、カロリーが少し高めなので、食べるときは一日に3つか4つほどで抑えるのがポイントです。
ドライディーツ、ナツメヤシ
日本ではなじみのないドライフルーツが、「ナツメヤシ」。実は中東では、ごくごく一般的のフルーツで、「漢方の大棗」と言われています。アンチエイジングが期待できるフルーツです。
ドライディーツ、ナツメヤシ
日本ではなじみのないドライフルーツが、「ナツメヤシ」。実は中東では、ごくごく一般的のフルーツで、「漢方の大棗」と言われています。アンチエイジングが期待できるフルーツです。
しかも、抗ストレス作用も含んでいるので、デスクの引き出しに入っていると心強い見方になってくれます。
不老不死の果物「いちじく」の栄養素!!
初夏から夏・秋にむけてスーパーなどで見かけるいちじく。実はいちじくには、身体に嬉しい栄養がたくさん入っているんです。今回はいちじくに含まれる栄養と効果的な食べ方、購入時に役立つ美味しい見分け方や食べる時の注意点などまとめてご紹介しておきますね。
いちじくは、原産地がアラビア南部と言われています。旧約聖書の中で、アダムとイブが体を隠したのがいちじくの葉であったという話からも、古来からあった果物であることがわかります。古代ローマでは「不老不死の果物」と呼ばれており、トルコでは「聖なる果実」として重宝されています。日本へは中国経由で江戸時代に伝わりました。
通常私たちが食べている部分は果実ではなく、いちじくの花の部分に当たります。日本でも全国で栽培され、最近では白いちじくなど、いろいろな品種が見られるようになりました。主に実の部分を食べますが、いちじくの葉は薬用としても使え、煎じて飲めたりお風呂に入れたりできます。
ペクチン
いちじくには、水溶性の食物繊維である「ペクチン」が豊富に含まれています。血糖値の急激な上昇を抑え、コレステロール値の上昇を抑制する働きがあります。
カリウム
カリウムは、細胞内外の水分量・浸透圧を調整する働きがあります。身体の中にある余分なナトリウム(塩分)や水分を排出する働きを持っているため、むくみ対策に役立ちます。
カルシウム・鉄分
いちじくは、カルシウムや鉄分などのミネラルをバランスよく含んでいます。骨や血の素になるミネラルが含まれているのは嬉しいですね。
いちじくを食べることで得られるメリット
アンチエイジング
いちじくには、メラニン色素を作ったり、老化の原因となったりする活性酸素を除去する働きのあるポリフェノールの一種「ザクロエラグ酸」や「アントシアニン」が含まれています。
ドライいちじく
女性を中心にドライフルーツが好きという人は多いと思います。ドライフルーツにすると、生で食べるよりも一部の栄養素が凝縮されるのですが、いちじくの場合、食物繊維が生の状態だと100gあたり1.9gに対し、ドライは10.7gと約10倍の差があります。便秘で悩む人には、おやつがわりにいちじくのドライフルーツを食べるのがおすすめですよ。
女性特有の症状にも
いちじくには、女性ホルモンであるエストロゲンによく似た成分が含まれているため、月経前や、生理痛など女性特有の不調時にもおすすめです。
生のいちじく
一方、生のいちじくはドライいちじくに比べて、同重量あたりのカロリーや糖質が少なめです。カロリーや糖質を気にする方は、生の状態で摂取することをおすすめします
美味しいいちじくの選び方は、丸みがあって、付け根の部分まで色づいているものです。お尻の方に裂け目が出てくるとちょうど完熟状態です。未熟なものを食べるとお腹を壊してしまうことがあるので注意してください。また、いちじくは日持ちしにくい果物です。傷みやすいので、買ってきたらすぐに食べましょう。
マヌカハニーって実際どうなの?
1.抗菌効果
マヌカハニーの突出した効果として挙げられるのが、消毒薬にもひってきするほどの抗菌効果です。
マヌカハニー特有の成分であるメチルグリオキサール(MGO)、そしてハチミツ全般に含まれているグルコースオキシダーゼという酵素の働きよって、ピロリ菌やノロウィルスといった通常では排除できない菌やウィルスにまで影響を与えます。
メチルグリオキサールは、医療現場で使われるフェノール溶液(消毒液)の対比数値で表されるほど強力な除菌効果をもつ成分で、マヌカハニーだけがもっています。
グルコースオキシダーゼは過酸化水素を作り出す酵素ですが、過酸化水素はオキシドールとして知られる物質。傷口の消毒に使われていますよね。
ニュージーランドではマヌカハニーを配合した医薬品が開発され、実際の現場で使われているそうです。炎症効果もあわせ持つマヌカハニーにより、ときに抗生物質以上の回復が見られると報告されています。
2.整腸作用
先にピロリ菌の話がありましたが、マヌカハニーの効き目があるのは他にも
大腸菌
腸球菌
消化性潰瘍
化膿レンサ球菌
などがあげられます。これらはいわゆる悪玉菌として、胃腸障害をひきおこし体力を低下させる原因となるものたち。
でも菌を殺すのなら、良い菌もいなくなるのでは?と考えますが、不思議なことに腸内の善玉菌は、マヌカハニーによって活性化されるのです。
マヌカハニーには、オリゴ糖やビタミンCなど胃腸の状態を整えるのにかかせない栄養素も含まれています。
強い殺菌力で害となるものを除去し、大切な菌を守る役割を果たします。マヌカハニーを食べ出してから、便秘が解消して胃腸がすっきりしたという声が多いのもうなずける話です。
3.美肌効果
マヌカハニーが女性に人気なのは、明らかに肌がキレイになるからかもしれません。ビタミンやミネラルがバランス良く含まれている上、ポリフェノールもたっぷり。
体内のサビといわれる活性酸素の排除に働く成分に、これでもかというほど恵まれています。抗酸化作用がアップすると、細胞のうまれかわりが促され、毛細血管の流れも良くなります。
皮膚を作り上げている細胞や血管がキレイになるということは、内側から透き通るような肌になるということ。さらに強い殺菌力と免疫力の向上によって、ニキビや吹き出物、肌荒れが解消していきます。
クレオパトラがハチミツを愛用していたのは有名な話ですが、マヌカハニーを知っていたら悔しがるかもしれませんね。
4.アレルギーの抑制
花粉症を始めとするアレルギー体質の改善に、ヨーグルトが有効という情報があります。これは、ビフィズス菌により腸内環境を整えることで、免疫力が上がるから。
腸内環境を守る働きと、免疫力を上げる効果をもつマヌカハニーは、アレルギー体質の改善にぴったりの食品ということになります。
1年を通してヨーグルトを同じ量食べ続けるのは、結構大変。マヌカハニーならば毎日、スプーンで1~6杯摂るだけなので、時間がない人でもずっと簡単です。
おなかの調子を整える他、炎症を抑える効果もあるので、鼻やのどのむずむずも自然に解消してくれます。アレルギー症状でかさつきがちな肌も、内側から保湿力を高めてくれます。
5.口腔内トラブル
子どもの頃、口内炎ができるとハチミツをぬられた経験をもつ人はいないでしょうか。抗炎症効果と、殺菌効果があるハチミツは、口内炎にも有効です。
マヌカハニーにはさらに強い抗菌作用と抗炎症作用があります。また、マヌカハニーに含まれるビタミンB群も口内炎には効果的。口腔内の粘膜、そして身体の中から治していきます。
甘いハチミツであるマヌカハニーですが、驚いたことに虫歯予防・歯周病予防の効果ももっています。虫歯の元となるミュータンス菌や、その他の細菌の活動を抑え、歯垢の発生を食い止めます。歯肉炎をしずめる抗炎症効果もあり、お口の中の健康づくりに役立つのです。
6.風邪予防
風邪はウィルスが身体に入り込むことで発病します。同じウィルスや細菌を吸い込んでも、風邪をひきやすい人とそうでない人がいるのは、免疫力の差があるから。
マヌカハニーは、ビタミン類、ポリフェノールの働きのよって、身体全体の免疫力を向上させます。抵抗力をつけ、少々の攻撃に反応しない体質に変えていきます。
また、強い殺菌効果があるマヌカハニーを使い、菌の侵入を防ぐ方法もあります。帰宅時、マヌカハニーを加えてうがいをすれば、市販のうがい薬以上の抗菌効果が期待できます。
マヌカハニーを体内に摂りいれることで、体力が底上げされ、風邪にかかりにくい身体をつくる。さらに、抗菌力を利用して、菌を身体の中に入れない対策ができるのです。
7.喉・咳についてのケア
マヌカハニーの健康効果はいろいろありますが、摂り始めた人が一番効果を実感しやすいのが、冬場の喉のケアではないでしょうか。
マヌカハニーに関する感想の中でも、「痛くてたまらなかった喉がひと晩で楽になった」「2週間も続いていた咳がぴたりと止まった」など、似たような投稿が目につきます。
マヌカハニーの有効成分は、ウィルスや細菌を殺菌し、炎症をしずめてくれます。それに加えて、糖分による粘膜の保護、保湿効果などが喉の痛みを和らげ、傷んだ細胞を治してくれるのです。
多少効果が薄れますが、マヌカハニーのキャンデーも出ているので、のど飴を購入するのであれば試してみると良いかもしれません。積極的に活用したければ、マヌカハニーでのどスプレーを作るのがもっとも効果的です。
まとめ
ここに挙げたマヌカハニーの効能はほんの一部です。現在も研究が続けられており、日々、マヌカハニーの驚くべき能力が明らかになっています。
成分量のグレードや、販売元・製造方法にもよりますが、正規品であれば少なくともこれまでのハチミツにはない効果を感じられるに違いありません。
塩トマトの栄養と効果・効能・カロリー!これが甘ーい!
野菜や果物は品種改良を重ねることで、どんどん新しいものが誕生していますね。
その中でも、今話題になっているものの1つに 「塩トマト」があります。
熊本県産が有名になったことで、テレビなどでも紹介されるようになり、気になっている人も多いようです。
糖度が高く、フルーツのように甘くなるといいますが、他のトマトとはどう違うのでしょうか。
そこで、今回は塩トマトの栄養成分や効果・効能・カロリーの他、甘くなる栽培方法についてもご紹介します。
塩トマトの栽培方法・なぜ甘くなる?
熊本で作られているものは 「極限塩トマト」といいます。
いわばフルーツトマトの元祖なのですが、糖度8以上からと本当にフルーツのように甘いのです。
栽培方法の違いとしては、塩トマトは塩分濃度が高い 干拓地を利用して作られているため、育ちにくく、普通のトマトのように大きく成長することがありません。
つまり、土壌に塩分が含まれることで、水分の吸収を邪魔してしまうのです。
ですから、歯ごたえも通常よりも硬めで、一昔前は注目されることもなく廃棄処分されることもありました。
しかし、トマトは水分を抑えると甘くなるという性質を持っています。
さらに、大きさが小ぶりな分、栄養分や旨みがギュッ凝縮され、また海のミネラルを豊富に含むため、酸味もしっかりあって絶妙な味になります。
近年、脚光を浴びることとなりましたが、栽培が難しいことで大量生産はできないため、その希少価値にしたがって高値で取引きされるようになりました。
最近では、わざわざ海水を土壌に撒いて育てている農家もあるそうです。
塩トマト甘納豆の作り方!栄養・効果・カロリーは?ダイエット向き?
塩トマトの主な栄養成分とカロリーは?
塩トマトは小ぶりな分、栄養分が凝縮されており、 リコピンの含有量が非常に高くなっています。
また、ビタミンCやE、カロテンの量もより豊富になっています。
もちろん海水を含む土壌で作られていますので、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルにも優れています。
ただし、塩トマトは普通のトマトに比べて糖度が高いため、その分 カロリーが気になる人も多いのではないでしょうか。
一般的なトマトの糖度は4度くらいで、100g当たりのカロリーは19kcalといわれています。
そして、糖度が1上がるごとにカロリーは100gあたり約4kcal上がります。
塩トマトの糖度を10度とした場合、24kcal上がって100gあたり43kcalになります。
このように、たった1個で2倍以上のカロリーとなることもあるため、ダイエット中の方は塩トマトを食べ過ぎないよう注意して下さい。
トマトジュースの効果効能!喘息・便秘・肌・ダイエットに!
塩トマトの効果・効能は?
リコピンやビタミンEの含有量が高い分、普通のトマトよりも健康維持効果が期待できます。
特にこの2つの栄養素は 抗酸化作用が高く、体内で活性酸素が大量に増えるのを抑制してくれますので、アンチエイジングや生活習慣病の予防に効果的です。
動脈硬化やガンなどに効能があることは有名ですし、肌のシミやくすみを改善して美容的にも若返りを目指すことができます。
コラーゲンの合成や美白効果なども期待できるので、塩トマトは美肌を追求する女性には「持って来い」といえるでしょう。
また、リコピンには 成長ホルモンの分泌を高める効果があり、基礎代謝をアップさせてダイエットにも有効です。
普通のトマトよりもカロリーは高くなりますが、リコピンの効果もアップしているため、食べ過ぎなければダイエットのサポートにもなりますよ。
また、カロテンが豊富に含まれているので疲労回復や風邪予防などにも一役買ってくれる存在です。
少しお値段的に割高になっていますが、美容や健康づくりに習慣化するのも良いですね。
“美肌美人”はみんな食べてるの!? 「リンゴ」の驚くべき美容効果ーーーー!
リンゴは食物繊維が豊富で便秘の解消、シミやシワに効果テキメンって知っていましたか? 実際、リンゴを定期的に食べている人は「肌がキレイ」という驚くべきデータが出ているのだそう。今回は、そんなリンゴに隠れた美容効果についてまとめてみました。
冬になるとスーパーに並び出すリンゴ。果物のなかでリンゴが一番好きという人も多いのでは?人によっては「皮を剥くのが面倒」「剥いてくれれば食べるけど……」と、買ってまでは食べない若い男女も少なくかもしれませんね。
でも、リンゴは食物繊維が豊富で便秘の解消、シミやシワに効果テキメンって知っていましたか?実際、リンゴを定期的に食べている人は「肌がキレイ」という驚くべきデータが出ているのだそう。
普段リンゴはあまり食べない人も、リンゴに隠れた効果を知ればこれからもっとリンゴを食べたくなるかもしれません。
あなたはどのくらいリンゴを食べてる?
あなたはリンゴにどんなイメージを抱いていますか?ライフスタイル総研が10~50代の女性500人に「りんごに関するアンケート」を取ったところ、リンゴを食べる頻度で最も多かった答えは「週に1~2日ほど」で21%。
また、「おやつ」と「朝食」として食べる人が最も多かったという結果が出ています。実家住まいなら親が剥いてくれて何気なく食べる人も多いはず。もしかしたら何気なく食べているそのリンゴのおかげで、あなたの肌は毎日キレイなのかも……?
というのも、りんごを食べる頻度が「週に1回未満」だった同対象者に聞いたところ、肌の美しさに自信がある人はわずか24%。対して「週に1回以上」と答えた同対象者の45%が「自分の肌に自信がある」と答えているのです。
リンゴを食べている人ほど自分の肌に自信があるなんて、美肌になりたい男女にとって実に耳寄りな情報ですよね。でも、どうしてリンゴを食べることで肌がキレイになるのでしょうか?
リンゴは食物繊維が豊富で便秘の解消、シミやシワに効果テキメンって知っていましたか? 実際、リンゴを定期的に食べている人は「肌がキレイ」という驚くべきデータが出ているのだそう。今回は、そんなリンゴに隠れた美容効果についてまとめました。
リンゴを食べることで肌がキレイになるワケ
リンゴには肌と体キレイにしてくれる主に2つの作用があるそう。まずひとつは抗酸化成分を含む「リンゴポリフェノール」。これにはカテキン、エピカテキン、ケルセチン配合体、プロシアニジンといった幾種類ものポリフェノールが含まれています。
このポリフェノールは抗酸化作用があり、シミやシワなどに効果バツグン。同じ効果のあるビタミンCに換算すると、およそ1500mgで成人に必要な量のおよそ15日分にもなるそう。まさに自然の美容液と言えますね。さっそくシミやシワに悩む親御さんに教えてあげては?
次に食物繊維を含む「リンゴペクチン」。これは便が固くなるのを防いだり、腸内のビフィズス菌を増やしてお腹の調子を整えてくれるそう。また食後の血糖値の上昇を緩やかにして中性脂肪を減らしてくれる作用もあるようです。リンゴにこんな効果があったなんてビックリですよね!
さらに「カリウム」はむくみ解消に、「クエン酸」は新陳代謝を活発にしてくれるそう。ちなみにリンゴはカロリーが低いのも嬉しいメリットのひとつです。ご飯(茶碗一杯)150gは252カロリー、バナナ(中サイズ)1本160gが138カロリーに対して、りんごは(中玉)1個で135カロリー。これならダイエット中の男女も気にせず食べられそうです
リンゴは食物繊維が豊富で便秘の解消、シミやシワに効果テキメンって知っていましたか? 実際、リンゴを定期的に食べている人は「肌がキレイ」という驚くべきデータが出ているのだそう。今回は、そんなリンゴに隠れた美容効果についてまとめました。
剥くのが簡単で見栄えも可愛い「横切りリンゴ」って?
「体に良いことは分かったけど、やっぱり剥くのは面倒くさい……」そんな男女のみなさん、いまSNSで話題のリンゴの食べ方は知っていますか?普段リンゴを切るとき、ほとんどの人が4分の1にカットしているはず。でも、実は横切りに切るともっと剥きやすくて、リンゴを余すことなく食べられるんです。
筆者も実際に試してみました。まずはリンゴ1個を用意。いつもなら芯に沿って切るところですが、今回は芯を折るように切ります。食べたい量に合わせて一度2等分に切ったり、横から1.5~2センチ感覚で切るのもいいでしょう。
リンゴの表面はツルツルしているので、くれぐれも勢い余って指を切らないように注意して。大体リンゴ1個に対して、5~6等分に切ると丁度食べやすいサイズになりますよ。剥きながら感じたのは、やはり4分割より横切りの方がリンゴの皮剥きがとっても楽ということ。
これなら普段リンゴを剥いたことがない人、リンゴを剥くのに時間がかかる人でも楽しく剥けそうです。子供がいる家庭やリンゴを人前に出すときは、芯の部分を型抜きで取ってあげると、見栄えも可愛くて評判になるかも……?
アスパラガスの効果は神!免疫から肝機能にまでGOOD!
春になると特に食べたくなるアスパラガス。その独特の苦みやえぐみは、さわやかなグリーンの彩りとともに、目にも舌にも美味しくて食卓に欠かせない食材ですよね。
このアスパラガスが身体に良い食材であることは、けっこう有名なお話です。アスパラギン酸という成分についても、美や健康に敏感な方々ならばきっと耳にしたことがあるはず。
でも、アスパラガスに秘められたパワーはそれだけじゃないんです!
免疫力アップや疲労回復、さらには肝機能改善などなど、若い女性から壮年の方々にまで広い世代にありがたい効能がいっぱいなんです。
あなたも、アスパラガスのパワーを身体に取り入れてみませんか!?
アスパラガスはユリ科に属しており、春から初夏が旬の野菜です。
ヨーロッパでは古来から食用または観賞用として馴染みのあるものでしたが、日本で食べられるようになったのは明治以降と、私たちにとっては比較的新しい食材です。
アスパラガスには主に、グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスがあります。
最近では紫アスパラガスなんていうのも見られるようになりました。これらに共通して含まれる主な栄養素はこんな感じです。
ビタミンA
ビタミンB1、B2
ビタミンC
ビタミンE
カリウム
カルシウム
鉄
食物繊維
このように、アスパラガスにはビタミン類も豊富で、女性に嬉しい成分がたっぷり含まれています。
抗酸化作用のあるビタミンEも豊富!
上記の通り、アスパラには美肌や疲労回復効果のあるビタミンBやCも含まれていますし、特にビタミンEは抗酸化作用を持つことで注目を集めていますから、アスパラガスは美容・美肌食材としても優秀と言えますね。
種類による栄養の違いとしては、紫アスパラガスは、甘みが強くて美味しく、ビタミンやポリフェノールがグリーンアスパラガスよりも豊富なのですが、こちらはまだまだ数が少ないため、入手困難なこともあるようです。
また、ホワイトアスパラガスはグリーンよりも太陽に当てる時間が短く、アクが少なくて食べやすいですが、その分、含まれる栄養素も少なめとなってしまいます。
「アスパラの穂先は好きだけど茎は苦手」なんていう人はいませんか?確かに茎の根っこに近い部分は硬くて食べづらいこともありますよね。
どうしても茎が苦手という場合は、先っぽだけでも良いんです。というのは、アスパラギン酸やルチンなど、高い健康効果を持つ栄養成分は穂先にたくさん含まれているからです。
とはいえ、ビタミン類やミネラルは茎にもたっぷりありますから、茎まで全部食べてこそアスパラガスのパワーをじゅうぶんに生かすことができるというもの。
硬くて食感がイマイチな部分はピーラーで剥いたり、輪切りやそぎ切りにして繊維を切ると食べやすくなりますよ。
日常的に食べるなら、やはりグリーンアスパラガスがオススメです。
さて、ここからはアスパラガスに含まれる、より細かい栄養素やその効能を見ていきましょう。
まずは、アスパラギン酸です。テレビや健康雑誌などで取り上げられたことから、一般的にその名を知られるようになったアスパラギン酸。
そもそも、アスパラガスに多く含まれることからアスパラギン酸という名前がついたほど、アスパラガスとは切っても切れない関係です。
アスパラギン酸とは
アスパラギン酸はアミノ酸の一種で、後述するように様々な効果を持つ成分です。
また、アスパラギン酸は、うまみ成分でもあります。味噌や醤油の原料となる豆類などにも多く含まれ、そのうまみの元がアスパラギン酸と言われています。
アスパラギン酸は人間の体内で作ることができる成分です。しかし、年齢と共に体内で作られる量が減っていってしまうため、意識的に食物から摂取することを心がけるとよいでしょう。
アスパラギン酸の主な効果
主な効果としては、このようなものが知られています。
毒性のあるアンモニアを体外へ排出する(利尿作用)
美肌を作る
体調を整える
疲労回復
どれも、仕事に家事に育児に日々頑張っている女性にとって、うれしい効果ばかりですよね。では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
アスパラギン酸の利尿作用
アスパラギン酸には利尿作用があり、身体の中の毒素を尿とともに排出してくれる働きがあります。
ヨーロッパでは、アスパラガスの根の部分が利尿剤として使われているんだとか。こんなところからも、アスパラギン酸の効果がうかがえますね。
利尿作用によって身体の中の余分な水分が排出されるということは、むくみ解消効果も期待できます。
アスパラギン酸の美肌効果
人間のお肌は、日々着々と栄養や水分を摂りこみながら新しい細胞に生まれ変わり、古いものを排出しています。このサイクルがいわゆる「新陳代謝」です。アスパラギン酸には、新陳代謝をスムーズかつ活発にする作用があります。
また、アスパラギン酸には体内の水分バランスを整える作用もあることが分かっています。
ということは、お肌を乾燥から守り、うるおいを与える保湿効果もあるというわけなんです。
疲労の原因となる物質といえば乳酸ですが、スポーツをされる方にとってはお馴染みですよね。
この乳酸を分解する作用が、アスパラギン酸にはあるのです!これがアスパラギン酸の疲労回復効果ですが、そのメカニズムをもうちょっと詳しくご説明します。
人間の体内には「クエン酸回路」という、エネルギーを作る重要な働きが存在します。このクエン酸回路をスムーズに動かすためには、ミネラル(マグネシウムやカリウムなど)が必要になります。
アスパラギン酸は、ミネラルを細胞に摂りこみやすくしてクエン酸回路をきちんと動かすよう促します。
そうすることで乳酸を分解してエネルギーに代え、疲労を回復させる効果が生まれるのです。